1972-10-11 第69回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第4号
なお、ダムの問題が出ましたが、浜原ダムは御承知のように、利水ダムで非常に貯水容量の低いダムでございますので、必ずしもまあ治水という点では期待のできないダムでございますが、しかし、まあ操作の方法を誤りますと、先生のお話しのようなやはり誤解を受けるおそれがございますので、これは浮戸事件以来いろいろ問題になったダムでございまして、私どもも操作規程その他については十分注意をしてまいったわけでございますが、なお
なお、ダムの問題が出ましたが、浜原ダムは御承知のように、利水ダムで非常に貯水容量の低いダムでございますので、必ずしもまあ治水という点では期待のできないダムでございますが、しかし、まあ操作の方法を誤りますと、先生のお話しのようなやはり誤解を受けるおそれがございますので、これは浮戸事件以来いろいろ問題になったダムでございまして、私どもも操作規程その他については十分注意をしてまいったわけでございますが、なお
問題は、この浜原ダムのいわゆる浮戸事件について、これは天災か人災かということです。私が指摘したのは明らかに人災である。ダムが流れた、ダムをあけていたときに、その上に保留しておいた浮戸という物体が流れて下の六つの橋梁を破壊してしまった。これはダムの操作のミスであるし、同時に、浮戸という鋼鉄製の物体を係留していたその係留の仕方に非常にずさんきわまりない手落ちがあった。
○説明員(坂野重信君) 国鉄と中国電力とのそういった関係は私どもよく存じませんけれども、いま先生のほうから、むしろいろいろお話を承った程度でございまして、私どもの立場としては、先刻来申し上げておりますように、確かにダムがあってそこに浮戸があった、浮戸がなければ確かに下流のほうに対する橋梁の被害というものは相当大幅には軽減されたであろうというふうに考えます。
先ほどお答えしましたように、私どもは、法的な解釈は、確かに災害の国庫負担法に該当するものとして、異常天然現象に基づくものとして採択したわけでございますけれども、やはりああいった浮戸がなければああいう災害が起きていないわけでございますので、したがいまして私どもとしては、浮戸のあるような地点については、できるだけ浮戸の補強を十分にするなり、あるいは浮戸は一切やめて、全部陸上で格納する、そういう立場からあれと
○神門分科員 四十年の浮戸事件の水害の実態は、すでに決算委員会で局長も再々出られて問題の渦中に入って御存じのとおりだと思います。あのときの流水量はどの程度の流水量であったか、御承知でありますか。
せんだっての参議院の決算委員会において、浮戸問題が天災説あるいは人災説で非常に問題になりましたこの川であります。この川の浮戸問題をめぐりましたときにも、水利権の問題、その原因等の問題で、まだ結論を見ないまま、いまこの紛争が継続しております。その川にかかわる問題であり、また地域が、ちょうど浮戸事件によりまして被害を受けました地域と重なるわけであります。
また、島根県所在の中国電力浜原ダムのいわゆる浮戸流失によって破壊された下流橋梁に関する四十年度以来の災害復旧費、国庫負担金の支出についても、わが党は、災害の原因が当該ダムの管理責任者である中国電力の過失責任にあるという疑いが濃いとの見地から、当然その復旧費は中国電力が負担すべきものではないかとただしたのに対し、政府側の答弁は、本件国庫負担金の支出を正当化する事由を明示しておらないのみか、政府部内には
○大森創造君 繰り返すようだけれども、あの浮戸の流出によってこわれただけならば、これは損害の請求の対象にならないですよ。あなたのお答えのとおり、人工災害、過失責任ということがあるんじゃなかろうかということで、交渉に踏み切ったのだろう。
○説明員(仁杉巌君) 一応原因が中国電力の浮戸であるということは、先ほど申し上げましたように、はっきりいたしておりますので、一応申し入れたということでございます。
○大森創造君 あのね、浮戸が自然災害によって流れて、そのために鉄橋がこわれた場合には、国鉄は賠償の要求はできないだろう。
○説明員(坂野重信君) 浮戸は、ダムのゲートその他の修繕をする場合に、そういった場合に使いまして、あらかじめダムの上流側に係留していたものでございます。浮戸の効用からいって、ダムの修理用のそういったために予備的に準備しているもの、こういうように解釈いたしております。
○大森創造君 次にお伺いしますけれども、浮戸が流れたことは事実、浮戸が流れたことによってその下流の橋梁やその他に相当な破損、損害を与えたことも、皆さん方お認めになっていらっしゃる。そこで問題は、浮戸流失の原因というものを調査したことが建設省ございますか。
○大森創造君 浮戸というのは、建設省の皆さん方には説明を要しませんけれども、いわゆる浜原ダムがあって、ゲートが十二あって、そのゲートが万一の場合に、危険におかされた場合に、そいつを修理するために、一時もしくは相当長時間にわたって浮戸によって代用するという作用をなすのがいわゆる浮戸でございますから、その浮戸による災害であるということは、これは建設省お認めになったのでございましょうね。